精巣 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

睾丸金玉でこの項目を参照しています

 精巣とは、男性の下腹部にある器官で、精子を作り出し、また、アンドロゲン(=男性ホルモン)を分泌する器官。睾丸とも呼ばれる。男性生殖器系に含まれる。俗称は金玉

言語表記発音、読み方
日本語医学精巣せいそう
睾丸 (*1)こうがん
一般金玉きんたま
英語・ラテン語単数testis(英語読み)スティス
(ラテン語読み)テスティス
複数testes(英語読み)スティーズ
(ラテン語読み)テステス
ラテン語orchis (*2)オルキス
didymis (*2)ディディミス
ドイツ語Hodenホーデン

*1  睾丸は、哺乳類などの卵型をしている精巣の呼び名。医学の分野では、睾丸という言い方は使われなくなりつつあり、すべて精巣に言い換えられている
*2  ギリシャ語由来

 精巣は陰茎の下に位置し、精巣のまわりの皮膚は、精巣を包むように下腹部から袋状に垂れ下がっている。ここを陰嚢という。このため、精巣の温度は、体温よりも低い温度に保たれている。これは、精子は体温よりも低い温度でないと正常に作られないため。

 精巣で作られた精子は、精巣の隣にある精巣上体(=副睾丸)に送られ、ここで成熟する。

精巣の構造

精巣の構造に関連したキーワード
精巣鞘膜白膜精巣中隔精細管雄性生殖細胞(造精細胞)、セルトリ細胞ライディッヒ細胞精巣網精巣輸出管精巣動脈
 

カテゴリー: 生殖器系 | 男性生殖器系 | 内分泌系 | 器官 | 腹部 | 精巣

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。