腹腔内器官 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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腹腔内臓でこの項目を参照しています
腹腔内器官とは、または 腹腔内臓とは、腹腔にある器官(または臓器、内臓)、つまりおなかの内臓のこと。胃、肝臓、小腸、腎臓、膀胱 …などたくさんある。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 腹腔内器官 | ふくくうないきかん |
腹腔内臓器 | ふくくうないぞうき | ||
腹腔内臓 | ふくくうないぞう | ||
腹腔臓器 | ふくくうぞうき | ||
英語 | abdominal organ(s) | アブドミナル・オーガン(ズ) |
胸部の空間「胸腔」にある臓器は胸腔内器官という。胸腔と腹腔との境界は、横隔膜がつくっている。腹腔内器官は、横隔膜より下方にある内臓をみな含む。
腹腔の一番下は、骨盤によって囲まれており、その部分を骨盤腔、骨盤腔にある内臓を骨盤腔内器官(=骨盤内臓、骨盤内臓器)という。骨盤腔内器官には、膀胱、子宮、直腸などがある。腹腔内器官といったときに、骨盤腔内器官を含むかどうかはそのときの使い方によって変わる。腹腔内器官に骨盤内器官を含めない場合には、両者を合わせて、腹骨盤腔内器官という。
腹腔内器官を、腹膜内器官の意味で使うことがあるが、これは混乱の元になる使い方なので注意が必要。腹膜内器官でない腹腔内器官には、腎臓、膵臓、十二指腸などがある。