骨盤 のバックアップ(No.6)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
腰骨でこの項目を参照しています
骨盤とは、胴体(体幹)の下部にある骨格(いくつかの骨が組み合わさってできている構造)のこと。1個の骨の名前ではなく、3つの骨(仙骨と左右の寛骨)が連結してできている。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 骨盤 | こつばん |
英語・ラテン語 | pelvis | (英語読み)ペルヴィス (ラテン語読み)ペルウィス | |
英語 | 形容 | pelvic * | ペルヴィック |
* | 「骨盤の~」 |
図:骨盤とつながる骨 *1 骨盤(赤色 )は体幹の下部にあり、背骨(脊柱)の腰椎より上の部分(緑色 )を支え、下肢の大腿骨(青色 )とつながる。 |
図:骨盤の構成。斜め前から見たところ *2 骨盤は、左右の寛骨(ピンク )と脊柱の株を作る仙骨(オレンジ色 )、その下に続く尾骨(図ではこれもオレンジ色 )がつながってできている。 |
図:骨盤の構成。斜め上から見たところ *3 骨盤は、左右の寛骨(ピンク )と脊柱の株を作る仙骨(オレンジ色 )、その下に続く尾骨(図ではこれもオレンジ色 )がつながってできている。 中央の穴が骨盤下口 |
その働きは、腹部の内臓(腹腔内臓器)や妊娠時の胎児を下から包んで守ったり、重さを支えたりすること、また、背骨にかかる上半身の体重を受け、それを太ももの骨(=大腿骨)に伝えるいくつかの関節を作っている。下肢の運動の支点になり、また下肢を動かすための筋がくっついている場所でもある、など多い。
腹腔のうち、骨盤の内側の空間を、骨盤腔ともいう。腹部の内臓のうち、骨盤腔に入っている内臓、つまり下部の内臓を骨盤内臓器ともいう。
関連項目 †
*1 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本
*2 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本
*3 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本