副神経 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2010-02-23 (火) 10:10:49)
- 2 (2010-03-03 (水) 22:31:15)
- 3 (2010-03-03 (水) 22:31:15)
- 4 (2012-01-04 (水) 18:53:28)
副神経とは、第11脳神経。すべて筋を動かす運動性の神経線維から構成される脳神経。大きく2つの部分、内枝と外枝に分けて考えることができる。内枝は、のど、特に喉頭の筋を支配し、外枝は僧帽筋と胸鎖乳突筋を支配する。内枝は延髄から、外枝は脊髄から起こる。
頚静脈孔を通って頭蓋腔をでるが、このときだけ1本の神経にまとまる。その後、内枝と外枝に分かれ、内枝は一緒に頚静脈孔を出た第10脳神経の迷走神経と合流し、のどの筋へ。外枝は僧帽筋、胸鎖乳突筋の上部へ。これらの筋はどちらも二重神経支配を受ける筋で、副神経の他に頚神経叢の支配も受ける。
脳から出る部位も、内枝は延髄から延髄根として出て、外枝は脊髄側索から脊髄根として出る。
脳神経核 †
「延髄根→内枝→喉頭の筋」の神経線維は延髄の疑核から起こる。
「脊髄根→外枝→僧帽筋、胸鎖乳突筋」の神経線維は脊髄の副神経核から起こる。