脳 のバックアップ(No.3)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2008-10-04 (土) 11:38:44)
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脳とは、神経系という器官系に属する器官で、情報の処理を行う場所。頭蓋骨(頭蓋)の内側の空洞(=頭蓋腔)に入っている。大脳、小脳、脳幹などの部分に分かれている。
* ギリシャ語由来の言葉 |
脳は脊髄とつながっており、脳と脊髄をあわせて、中枢神経系(central nervous system; CNS)という。また、脳は一続きの構造をしているが、大脳、小脳、間脳、中脳、橋、延髄という部分に分けることができる。これらの部分をひとつひとつの器官として考えることもある。中脳、橋、延髄をあわせて脳幹という。
また、脳には多くの神経が出入りしていて、神経を介して体のさまざまな場所(たとえば、眼や耳などの感覚器や全身の筋など)とつながっている。それらの器官で得られた感覚が脳に伝えられたり、逆に器官の活動を脳が制御したりする。また、考えたり、感じたりといった働きもみな脳が行っている。
脳の部位 †
脳をいくつかの部分に分けることができ、それらのひとつひとつを器官と考えることもある。
- 大脳
- 終脳ともいう。ヒトではもっとも大きい部分。大脳の内部の中心部に間脳がある。
- 間脳
- 大脳に囲まれていて、その中心付近にある。中脳にもつながっている。
- 中脳
- 間脳と橋につながる部分。
- 橋
- 中脳と延髄の間の部分。橋の背側に小脳がつながっている。
- 小脳
- 大脳の次に大きい部分。橋の背側にある。
- 延髄
- 橋と脊髄の間の部分。
- 中脳、橋、延髄をまとめて脳幹という。間脳を脳幹に入れることもある。