長骨 のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

管状骨長管骨でこの項目を参照しています

 長骨とは、体にあるを、形で分類したときのタイプのひとつで、四肢に多い、細長い棒状の形をした骨のこと。たとえば、二の腕(=上腕)の骨(上腕骨)や太もも(=大腿)の骨(大腿骨)など。つまり、長骨という名前の骨があるわけではない。

言語表記発音、読み方
日本語医学長骨ちょうこつ
管状骨かんじょうこつ
長管骨ちょうかんこつ
英語long boneング・ウン
pipe boneイプ・ウン

 長骨は管状骨でもある。管状骨とは、長管骨長管状骨などとも呼ばれ、中が空洞で管(くだ)の形をした骨のこと。管の壁が骨組織でできており、硬さ、強さをつくり出している。空洞は骨髄腔とよばれ、中に入っている組織を骨髄と呼ぶ。

 長骨は、形についての骨の分類なので、実際の長さとは関係ない。手足の指の骨(=指節骨)は非常に小さいが、細長いので長骨に含められる。

 長骨でない骨には、短骨(たてと横が同じような長さの骨、例:手根骨など)、扁平骨(平べったい骨、例:肩甲骨など)、不規則骨(不規則形骨)(複雑な形をした骨、例:頭蓋骨の多くなど)などがある。

 

カテゴリー: 骨格系 | 運動器系 |

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。