僧帽筋 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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僧帽筋とは、首の後ろ(項部)から背中の上部、肩にかけて広がる大型の筋。一番表層にある筋。働きは、背骨(脊柱)から肩甲骨と鎖骨を引っ張ることで、上肢全体を支えている。肩こりの原因となる筋のひとつ。
後ろから見ると左右あわせた僧帽筋は、ダイヤ型をしている。英語名、ラテン語名の trapezius は、ラテン語で台形の意味。一方、僧帽筋の名前の由来は cowl muscle で、カトリックの僧侶(ベネディクト会の修道僧)のつける頭巾(フード)の形から。
起始と停止 †
起始は頭蓋の後頭骨と第1頚椎〜第12胸椎。停止は鎖骨の外側部、肩甲骨の肩峰から肩甲棘の全体にかけて。
働き †
肩甲骨と、肩甲骨の支点となる鎖骨につき、肩甲骨さらには上肢を支えている。肩をすくめる動きのとき、肩甲骨を上に引き上げる動き(挙上)や、上肢を真上に挙げるとき、肩甲骨を回転させ、肩関節を斜め上に向ける動き(外転)など。
神経と血管 †
大きな筋で、上部と下部で支配神経が異なる。上部は第11脳神経の副神経、下部は頚神経叢(第1〜4頚神経前枝)の支配。