外膜 のバックアップ(No.6)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
外膜とは、内臓などの一番表面を覆っている層によく使われる名前。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 外膜 | がいまく |
ラテン語・英語 | adventitia*,** | (英語読み)アドゥヴァンティーシャ (ラテン語読み)アドゥウェンティティア | |
tunica adventitia** | (英語読み)テュニカ・アドゥヴァンティーシャ (ラテン語読み)トゥニカ・アドゥウェンティティア |
内臓などの表面には、線維の少ない、ゆるい結合組織(=疎性結合組織)の層があることがある。その器官と周囲の構造との間を埋め、ゆるく固定し、クッションの働きもある。脂肪組織も混ざる。
目次 |
外膜とは呼ばない場合 †
器官の表面の結合組織の層なのに、外膜と呼ばない場合もある。
腹膜、強膜などにおおわれている場合 †
その器官が、腹膜、胸膜などに覆われている場合は、外膜っぽい疎性結合組織の層のすぐ外側に中皮が1層あることになる。結合組織と中皮をあわせて、漿膜と呼ぶ。胸膜や腹膜は漿膜。
例 †
例外 †
器官が漿膜に覆われているのに外膜と呼ばれる例: 心臓の心外膜(=心膜)、子宮の子宮外膜
密性結合組織の層の場合 †
器官を包んでいる結合組織が、線維が多く、はっきりした強い膜(=密性結合組織)のとき(器官が強い殻に包まれているようにみえる)は、外膜でなく、被膜と呼ばれる。
例 †
特殊な構造の外膜 †
心外膜 †
関連する内容が心膜の項目にあります
心臓の外膜とは、つまり 心外膜とは、心膜の一部で、心臓の壁の厚い心筋層の外側を覆っている薄い膜。脂肪組織の多い疎性結合組織とその表面の中皮とからできている。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 心外膜 | しんがいまく |
心膜* | しんまく | ||
ラテン語・英語 | epicardium | (英語読み)エピカーディアム (ラテン語読み)エピカルディウム |
* 心膜は、心臓の周囲の空間である心嚢の周りの膜なので、心臓の表面(臓側葉)と心嚢の外側を覆う部分(壁側葉)とからなる。心膜の全体を指す英語は、pericardium。詳細は心膜に |
子宮外膜 †
子宮の外膜とは、つまり子宮外膜とは、子宮の外側を覆っている薄い層のこと。全体として線維をそれほどびっしり含まない結合組織(=疎性結合組織)の層で、表面に腹膜の中皮がある。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 子宮外膜 | しきゅうがいまく |
外膜* | がいまく | ||
ラテン語・英語 | perimetrium | (英語読み)ペリミートゥリアム (ラテン語読み)ペリメトゥリウム |
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