下腿 のバックアップ(No.7)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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下腿とは、膝(膝関節)からくるぶし(足関節)までの部分のこと。一般的な言葉では「すね」(脛 または 臑)のこと。「はぎ」(脛)も同じ意味。下肢のうち、下腿の上には大腿が、下腿の先には足がある。
下腿には2本の骨、内側に脛骨、外側に腓骨があり、脛骨と腓骨により、大きく下腿の前面と後面に分けられる。
下腿の前面(前下腿部、下腿前部)は、一般にはむこうずね(向こう脛)とも呼ばれる場所。ここでは皮膚のすぐ裏側に骨(脛骨)があり、その間にクッションとなる筋がなく結合組織も少ない。骨の表面(骨膜)には痛みを伝える神経が多く来ているため、この場所をぶつけると非常に痛いので、「弁慶の泣き所」ともいわれる。
下腿の後面(後下腿部、下腿後部)は、一般にはふくらはぎ(脹脛)とも呼ばれ、下腿三頭筋などの筋肉が張り出して太くなっている。下腿三頭筋はふくらはぎの下(遠位)でアキレス腱となり踵骨に付く(付着/停止)。
下腿の部位 †
- 前下腿部(下腿前部、下腿前面、前下腿面)
- 後下腿部(下腿後部、下腿後面、後下腿面)
下腿の骨 †
下腿の関節 †
下腿の筋 †
- 前下腿部の筋
- 後下腿部の筋