腰骨 のバックアップ(No.3)
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- 1 (2008-11-15 (土) 02:05:09)
- 2 (2008-12-28 (日) 23:37:46)
- 3 (2018-01-10 (水) 21:55:28)
- 4 (2018-01-10 (水) 21:55:28)
腰骨とは、または 腰の骨とは、「腰のあたりにある骨」のこと。一般名で、医学・解剖学用語ではないので、「こしぼね」とか「ようこつ」という名前の骨があるわけではない。腰や尻のあたりの骨のうちの一部またはその全体を指す。
具体的には、(1) 椎間板ヘルニアとか腰痛とかに関係する「腰骨」は、背骨のうち、腰の部分の骨のこと。(2) ベルトの高さにあって、体の外側から触れる「腰骨」は、骨盤の全体またはその一部の骨のこと。
目次 |
背骨のうち、腰の部分の骨のこと †
詳細は腰椎の項目にあります
「腰」を「ウエスト」の意味で使うときは、肋骨のあるところと骨盤のあるところの間の場所を指す。背骨(=脊柱)は首から尻まで椎骨という骨が並んでできているが、腰の部分の椎骨を、腰椎という。つまり、腰骨とは腰椎のこと。第1~第5腰椎まで5個ある。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 腰椎 | ようつい |
一般 | 腰骨 | こしぼね | |
腰の骨 | こしのほね | ||
英語 | 医学 | lumbar vertebra | ランバー・ヴァーテブラ |
一般 | lower backbone | ロゥワー・バックボウン | |
ラテン語 | vertebra lumbales | ウェルテブラ・ルンバレス |
脊柱を作っている椎骨は、場所によって、上から順に、頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨という名前がついている。それぞれの骨には特徴があり、腰椎は、上半身の体の重さを支えながら、腰を曲げ伸ばしするときに大きな動きをするので、腰椎そのものや、腰椎同士の間をつなぐ軟骨(=椎間円板または椎間板)は、変な力の入れ方をすると損傷を受けやすい。
骨盤(またはそのうちの一部の骨)のこと †
骨盤とは、わき腹で腹側から背側にかけて触ることができる。へそよりもちょっと下で、ベルトの高さ。これは骨盤の上端。「腰骨(こしぼね)の高さ」というときの、体表から触れる腰骨とは、骨盤のこと。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 骨盤 | こつばん |
一般 | 腰骨 | こしぼね | |
腰の骨 | こしのほね | ||
英語・ラテン語 | pelvis | ペルヴィス |
骨盤とは1つの骨ではない。仙骨(腰椎のすぐ下の背骨)の両側に寛骨がくっついたものを全体としてそう呼ぶ。寛骨は、平べったい大きな骨で、腸骨、坐骨、恥骨という3つの骨が融合してできている。ベルトの高さで外側から触れるのは、このうちの1つである腸骨で、その上端にある、腸骨稜というところ。つまり、寛骨あるいは腸骨のあたりだけを指して「腰骨」と呼んでいる場合もある。